乾癬
Psoriasis Treatment
乾癬とは
About
乾癬(かんせん)は、全身の様々な場所に発症します。皮膚が赤くなり盛り上がり、表面に銀白色の「かさぶた」のようなものができポロポロはがれ落ちるなどの症状が見られ、再発を繰り返す慢性の病気です。
乾癬のかさぶたのようなもの(鱗屑)を無理にはがすと、出血することがあります。かゆみがあるかどうかは個人差があり、全くかゆみを感じない人もいれば、強いかゆみを感じる人もいます。
症状が進むと病変部(皮膚症状があらわれている部分)の数が増え、互いにくっついて大きくなります。また、皮膚の一部である爪が変形することもあります。
このような皮膚症状のほか、関節の痛みや変形、発熱や倦怠感などの全身症状が起きることもあります。
乾癬の原因ははっきりわかっていませんが、遺伝的要因、食生活、生活習慣などの環境要因、免疫機能の異常など、様々な原因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。溶連菌感染(扁桃炎)の後に乾癬を発症することもあります。
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当院の乾癬治療
Treatment
乾癬は、軽快と悪化を繰り返す慢性の病気です。
そのため、根気強い治療が必要です。治療には主に外用剤、内服薬、光線療法があります。
薬物療法
外用薬では、主にステロイド・ビタミンD3を使用します。
炎症を抑える効果があります。
内服薬では、主にエトレチナート・シクロスポリンを使用します。
皮膚の異常を改善し、免疫機能の過剰を抑えて正常化させる効果があります。
光線療法(ナローバンドUVB光線療法))
ナローバンドUVB光線療法とは、太陽光に含まれる紫外線(UVA、UVB、UVC)のうち、皮膚治療に有効性が確認された波長域(311±2nm)を持つ紫外線を照射する方法です。皮膚を赤くしたりやけどさせたりする300nm以下の有害な波長をカットした紫外線をごく短時間だけ当てるため、副作用を大幅に少なくすることが可能で、安全かつ効果的な紫外線治療が行えます。
ナローバンドUVBによる治療は回数を重ねることで効果が出ます。最低で週1回、できれば週に2回通って治療を受けていただくと、赤みが落ち着き、がさがさが減っていきます。
ナローバンドUVB治療のリスク・副作用として、以下のような症状が起きることがあると考えられますが、従来の紫外線治療(PUVA療法など)などと⽐べると、いずれの症状も起きにくいという特徴があります。
注意事項
- やけど(強い日焼け)
- 色素沈着
- 肌の光老化
乾癬Q&A
Question
乾癬は人にうつる病気ですか?
乾癬は、人にはうつらない病気です。「感染」と同じ読みなため、「感染する病気ではないか」と誤解する方が多いですが、乾癬は他者に感染する病気ではないことを、正しく認識しましょう。
日常生活を送る上で注意すべきことはありますか?
規則正しい生活と、偏らない食生活を心がけましょう。カロリーのとりすぎや、過度なストレスは乾癬を発病・悪化させます。
紫外線の長時間照射で逆に悪化する患者さんもいるため、過度な日光浴は避けてください。適度な日光浴程度であればおすすめいたします。
乾癬は長い期間治療を続けなくてはならないことが多いです。普段と異なる症状を感じた場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。
乾癬の症状で、かゆみに悩んでいます。
刺激によってかゆみは強まります。刺激物等を避け、かゆみ止めを服用してください。
個人差はありますが、乾癬の症状でかゆみを感じることがあります。特に、入浴・アルコール・香辛料等の食事により身体が温まると、かゆみが起きる可能性があります。
ただし、乾癬によるかゆみは通常、それほど強くありません。あまりかゆみが強い場合は、別の皮膚疾患の可能性もありますので、医療機関に相談しましょう。
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