多汗症(イオントフォレーシス)
Iontophoresis Treatment
多汗症(イオントフォレーシス)とは
About
多汗症とは頭部・顔面や手足やわきの汗が通常の人よりずっと多く、そのために生活に支障をきたしている状態です。
多汗症のうち、手や足に日常生活に支障をきたすほど汗をかいてしまう「掌蹠多汗症(しょうせきたかんしょう)」は、日本人の約8%にみられます。
軽症の場合なら、物を持った時や精神的に緊張した時に汗が出る程度ですが、重症になると、汗がポタポタと落ちるようになります。汗の量は昼間に多く、寝ている間は汗が止まるのが特徴です。
「紙に何かを書いていると、紙が湿ってよれよれになってしまう」「人と握手ができない」「足から汗がいっぱい出て、嫌な臭いがする」など日常生活で支障が出ている方も多いです。
本人が日常生活で困っている場合、治療の対象となります。
掌蹠多汗症の治療として、当院では「水道水イオントフォレーシス」をおこなっております。
これは、
水を入れた専用の機器に多汗症の部位(手のひらや足の裏)を浸します。そこに10-20分弱い電流を流すことで、汗孔(かんこう:汗が排出される出口)が潰れ、汗の量が減っていくと考えられています。
欧米では一般的な治療法で、効果も比較的高いのですが、速効性には乏しく、5~10回を目安に効果を判定します。効果がでたら、個人の汗の様子で適宜間隔を空けて定期的に通院いただくことで効果を持続させることができます。
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当院の多汗症(イオントフォレーシス)治療
Treatment
治療の流れ
1.医師による診察を行い、イオントフォレーシスを行う部位・時間を決めます。
2.手のひら・足の裏を水道水が入った容器の中に浸し、5~20mAの直流電流を流します。1回の通電時間は10~20分程度です。ピリピリとした感覚はありますが、強い痛みはありません。
3.タオルをお渡ししますので、水を拭いていただいて終了です。
■費用
約660円(保険適用 3割負担の場合)
治療を受ける上での注意点
・治療部位に傷のある方は事前にお伝えください。
・前日から治療部位やその周囲に薬やクリーム、マニキュア、ペディキュア等、何も塗らないでください。
・電流の流れ始めに驚いて電極から手や足を離さないでください。
・治療中に痛みや熱さを感じた場合、いきなり電極から手や足を離さず口頭でお伝えください。
・治療後、短時間ですが、ピリピリ感や痒みが残ることがあります。
・まれに痒みや水疱、赤みを生じる方がいらっしゃいます。
注意事項
- 以下の方は、治療を受けることができません。
- 心臓に障害のある方
- ペースメーカーを埋め込まれている方
- 妊娠中、授乳中の方
- 施術部位に傷のある方(軽度の傷ならワセリン塗布して施術を行います)
- 施術部位近くの体内にインプラントや骨固定等の金属がある方
- ネイル、マニキュア、ペディキュアをしている状態の方
多汗症(イオントフォレーシス)Q&A
Question
治療で痛みを感じることはありますか?
ピリピリとした感覚はありますが、強い痛みはありません。
出力も調整可能ですので、お子様でも治療可能です。
どれくらいの頻度で通院が必要ですか?
初めのうちは、週に2~3回、効果が出てきたら1~2週間に1回の通院を継続します。
どれくらいで効果が出ますか。
5回ほどで効果が出始め、10回ほど行うと治療効果を実感できることが多いです。
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