脂漏性皮膚炎
Seborrheic-dermatitis Treatment
脂漏性皮膚炎とは
About
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは、頭や顔面などの皮脂の分泌が多い箇所を中心に起こる皮膚炎です。
もともと皮脂には、皮膚や髪の毛を潤し、保護する働きがあります。ですが、皮脂の分泌量が多すぎると吹き出物やニキビができたり、皮脂にふくまれる脂肪酸が酸化すると臭いを発したりすることもあります。
症状が起きると炎症を起こして地肌が赤くなり、かゆみをともないます。皮膚が荒れてかさついたり、細かく剥がれ落ちたりすることもあります。その場合、フケがたくさん出るようになります。
脂漏性皮膚炎は赤ちゃんから大人まで起こる病気です。
皮脂腺が未発達なことにより、生後数ヶ月頃に皮脂が過剰分泌されて起こる脂漏性皮膚炎は、乳児脂漏性皮膚炎と呼ばれています。
成人の発症にはいくつかの原因が考えられますが、中でも症状の悪化原因と言われているのがマラセチアというカビ(真菌)の存在です。マラセチアは全ての人の肌に必ずいる菌(常在菌)で、通常では悪さをする菌ではありませんが、皮脂を好むため皮脂の多い環境下では一気に繁殖し、その代謝物により肌が炎症を起こすと考えられています。
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当院の脂漏性皮膚炎治療
Treatment
ステロイド外用薬(軟膏)
最も効果的なのは、ステイドロ外用薬(軟膏)です。短期間の使用で改善されますが、症状の出やすい顔まわりは皮膚が薄いため、比較的弱めのステロイドを使用する必要があります。顔などの皮膚が薄い部分には軟膏を、頭皮には液体のローションを塗るなど使い分けることがおすすめです。
マラセチアの可能性が考えられる場合、カビの繁殖を抑える抗真菌外用剤を併用することもあります。
生活習慣の改善
日々の生活習慣を見直すことでも、脂漏性皮膚炎はある程度防ぐことができます。
・毎日皮膚を清潔に保つ。
・ビタミンを多く含む食材を積極的に摂る
・ストレス、過労、睡眠不足などを解消し、規則正しい生活をする。
・紫外線を避ける。
などが効果的と考えられています。
脂漏性皮膚炎Q&A
Question
脂漏性皮膚炎でも効果のあるシャンプーはありますか?
毎日使用することで、予防効果が期待できるものはあります。
抗真菌剤を含んだ、マラセチアなどのカビに効くシャンプーやせっけんが医薬部外品として薬局で市販されています。
食生活で気をつけることはありますか?
ビタミンB2、B6、Cは、皮膚の代謝を正常化し、炎症のダメージ回復を促進するため、これらを多く含む食品を取り入れると良いでしょう。
逆に脂っこい食事が続くとマラセチアの好む皮脂の分泌が増加し、脂漏性皮膚炎が発症・悪化しやすくなってしまうため、注意が必要です。
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